仏像、というものになぜだか惹かれるようになったのは、9年ほど前だろうか。
「どうして、こんなに仏像ばかり見まくっているんだろう…」
そう不思議になるほど、奈良や京都の仏像はもちろん、滋賀や福井、和歌山、岐阜、長野、新潟、さらにはみちのくの古仏を求めて岩手や山形、福島などにも旅をした。
はっきり言って仕事にならなかった。
でも、なにかを感じた。
仏像に。
そしてあるとき、「あ」と思った。
気がつけば。
いつしか仏さまは、私のそばにいた。
今だからこそ分かる。
旅に出て仏像ばかりを追いかけたあの日々は、ただ美術品としての仏像ばかりが目的だったのではない。最初はそうだと思ったが。
あれは、内なる仏さまに気づくための旅だったのだ。
それ以来、我が家はどんどん、仏さまがたでにぎやかになった。
そして今度、ご縁に恵まれ、とうとう聖天さまをお招きした。
緊張。
かなり緊張。
聖天さまをご存じのかたなら、お分かりいただけるだろう。
昨秋、これまたひょんなご縁でガネーシャの仏画を買い求めたが、やはりあれは「兆」だったのかな。
とにかく、しっかりとお祀りしなければ。
聖天さま、なにとぞ。
なにとぞ、なにとぞ。
(言うまでもありませんが、画像は聖天さまではありません。ガネーシャです)
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