お寺が好きです。
入ってもよいと許可されているお堂なら、迷うことなく外陣(げじん)まで失礼して、仏さまに祈ります。
許されているなら内陣まで進み、仏さまを見上げて手を合わせます。
好きな理由はもちろん――そこに仏さまがおわすから。
もともと仏像好きで、いろいろな仏像を見て回りましたが、当時の感覚は「見て回る」。
でもその勢いで、博物館などで開催される「仏像展」を見にいっても、なんだかしっくり来ません。
お寺の外に出るときは、魂抜きされているからかも知れないと気づいたのは、そんなある日。
「そうか、私は仏像ではなく、仏さまに惹かれていたのだ」
そう分かりました。
お寺に行けば、仏さまがそこにいらっしゃいます。
すごいかたになると、閉じたお堂の扉越しにでも、
「あ、お不動様がいらっしゃる…」
とお感じになれるようです(実話)。
お札を祀れば、もちろん自分の家にまで、仏さまはやってきてくれます。
いえ、もしかしたらお札などなくとも、もうとっくに、あなたのそばに仏さまはいてくださっているかも知れません。
あなたが気づかないだけで。
もちろんお寺は仏さまばかりではなく、怖いものもいるので油断大敵なんですが涙。(T_T)
オンアビラウンケンソワカ。
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