◎荒井勝喜さん(1967/07/17。申酉天中殺)
壬 丁 丁
午 未 未
————
丁 丁
己 乙 乙
丁 己 己
有名人というより、有名人になってしまった人、ですかね
そうですね。
経歴を拝見すると、いわゆる「苦労知らずのエリート官僚」とは違った感じもするのですが、その発言はまさに「ドン引き」ものでした
でも、すごいんでしょ、この人の宿命
ええ、すごいです。「従財格」というめったにない完全格の宿命です
従財格?
説明します。宿命三干支を五行(木火土金水)に変換すると…
壬 丁 丁
午 未 未
↓
水 火 火
火 土 土
…になるんです。
でも、土性の「未」は火性の「午」とくっつくと「火性」に変化するんですね。するとどうなります?
……あっ!
そうです。こうなります
水 火 火
火 火 火
自分自身をあらわす日干が水性で、あとは全部火性。
つまり「水剋火」と日干が自分以外のすべての干支を「剋す」ことになり、こういう命式を「従財格」と言います
財運も名誉運もメチャメチャよくなりますよ
珍しいです、こんな宿命。100人いても1人も該当しないことだってある。1000人いて数人、ぐらいかもしれないですね
そんなにですか!? すごい…
宿命の器はとっても大きくなります
運の強さ、尋常じゃありません。
もちろん血の滲むような努力はされたでしょうけど、今の地位にまで上りつめることができたのは、まちがいなくこの強運な宿命の恩恵もあったでしょう
それなのにこんなことに…なんで!?
私が思うに、考えられる理由はふたつ
ひとつめは、このかたの守護神は「従財格」なので「生」と「財」なんですけど…
ちょっと何言ってるのかよくわかんない
ごめんなさい!
とにかく守護神は、星に直すと鳳閣星、調舒星、禄存星、司禄星。
でもってその中のひとつ禄存星には「愛と奉仕」「人助け」といった意味合いがあり、愛と奉仕の精神を大事にし、人助けの気持ちを失わずに生きたら運を開いていけるってことなんです
…………あっ!
真逆のことをしちゃいましたよね。確実に落ちます、運
思っているだけでも「×」なことを公言までしたわけですから、それは怒ります、天は。まさに天に唾する行為です
そうなんだぁ…なるほど。
えっ、じゃあふたつめの理由は?
はい。じつは守護神のほかに、忌神(いみがみ)というものもあるんですね
いみがみ!?
名前だけで怖そう…
ええ、守護神が人生をいい方向に向けてくれるありがたいものなら、忌神は「苦労」です。苦労が大きくなります
で、日干が水性(壬)の荒井さん。従財格なので、いちばんの忌神は自分と同じ水性(壬、癸)なんです。こういうものが回ってくる年は、じつは注意しないといけないんです
………………ああっ!?
今年(2023年)って…
そうなんです。「癸卯」年なんです
つまり荒井さんは、ご自分の守護神に反してしまっただけでなく、なんと忌神まで襲いかかってきている中で…
やっちまった!
やってしまいました。
守護神に反する生き方に加え、こんな不吉極まりない運勢も、今回の急展開に関係していたように私は思います
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